• 生活習慣病
  • 2017/2/15

別名、サイレントキラー!本当に恐ろしい動脈硬化の恐怖

生活習慣病

「動脈硬化ってなに?」と、動脈硬化についてよく知らないあなた。
動脈硬化はとても恐ろしい病気なのです。

動脈硬化とは、自覚症状がなく「サイレントキラー」、「沈黙の病気」などと呼ばれ症状が現れた頃には、すでに動脈硬化がかなり進行してしまっている状態になってしまっています!

動脈硬化が原因となって起こる、心疾患や脳血管疾患での死亡者数の合計は 2015年度で死因1位のがんに継ぐ 2位になっているのです。

このように、動脈硬化は自覚症状がなく、気づかないまま進行してしまうと死につながってしまう病気。
動脈硬化がどのような病気か理解し、動脈硬化にならないように予防しましょう!

 

1.動脈硬化とは

健康で若々しい血管は、弾力があり、ゴムのようにしなやかです。しかし加齢などの条件によって、血管は硬くもろい状態に変わっていきます。これを動脈硬化といいます。

動脈硬化は、加齢のほか血液中で増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールが原因で動脈硬化が進行する場合もあります。悪玉コレステロールは、血管の壁に入り込む性質を持っており。血管にコレステロールが蓄積すると、血管の壁が分厚くなってゆき、弾力性を失ってしまいます。

これが進行していくと、粥腫(プラーク)と呼ばれるこぶのようなものが出来るなどして、血管の内側が狭くなり、血液が流れにくくなってきます。

血管の内側がせまくなると必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。さらに血管が詰まると臓器や組織に血液が流れず、壊死してしまうこともあるのです。

血管がかたくなることで、血管はもろくなり破れやすくなってしまいます。こうなることで、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命に関わる病気を引き起こす可能性があるのです。

また、動脈硬化は動脈硬化の自覚症状はあるのですが、自覚症状がある場合はすでにかなり進行している状態になっています。動脈硬化が進行すると血流が悪くなるため下記のような症状が現れる場合があります。もし当てはまる場合は病院での診断を受けたほうが良いでしょう。

○手足の冷え

手足の冷えは、血行不良のためですが、元々冷え性の方もいて、問題ない場合もあります

○指のツメの色が青白い・割れる

つめの色が暗いピンク色、青白くなる、つめが割れやすい
また、ツメにシワがありますが、横ジワが出来ていたら注意しましょう。
縦ジワは加齢によるものが多いので間違えないようにしましょう。

○目の充血・くま

血流が悪いと白目の部分や、身の回りに「青ぐま」が出来やすくなります。

参考:知恵の泉 動脈硬化の自覚症状はある?手・足・目・ツメ異常と検査方法

 

2.動脈硬化になる原因

動脈硬化になる原因は悪玉(LDL)コレステロールが増えすぎることが原因です。

血液中の悪玉(LDL)コレステロールが血管の壁に入り込み、これを排除しようと、今度は白血球の仲間が血管の中に入り悪玉コレステロールを食べてくれるのですが、その後に死んでしまい、その残骸や残ったコレステロールが、粥腫(プラーク)と呼ばれるコブのようなかたまりを作ります。これが、動脈硬化となります。

 

2-1.悪玉コレステロールを増やす要因

 

動脈硬化の大きな原因は悪玉コレステロールになるのですが、下記のように悪玉コレステロールを増やしてしまう要因があります。

  • 善玉コレステロールの減少
    血管にへばりついたコレステロールをはがしてくれるのが、善玉コレステロール(HDLコレステロール)です。善玉が減ると悪玉のはたらきが活発になり、動脈硬化を引き起こします。

  • 中性脂肪の増加
    健康診断で問題になる中性脂肪は、それ自体が動脈硬化を進めることはありませんが、悪玉コレステロールを小型化します。小さくなった分、血管の壁に入りやすくなるのです。

  • 高血圧
    血圧が上昇すると、血液の圧力で血管がもろくなります。悪玉コレステロールを、壁から吸収しやすくなります。

  • 肥満
    内臓脂肪が多くなると、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増加し、善玉コレステロールが減少することがわかっています。

  • 高血糖・糖尿病
    血糖値が高い状態では、血管が動脈硬化を防ごうとするはたらきが失われます。また悪玉コレステロールが酸化することで、動脈硬化を進行させます。

  • 喫煙
    タバコを吸ったからといって、悪玉コレステロールが増えることはありませんが、血管に入り込みやすくなります。また、善玉コレステロールが減ってしまいます。

また動脈硬化は、年齢や性別にも関係しており一般的に中高年以上で男性に進行しやすくなります。これは、女性は女性ホルモンのエストロゲンが抗動脈硬化の作用があるといわれているため、男性のほうが女性よりも動脈硬化のリスクが高くなると考えられております。

さらに、脂質異常症や高血圧、糖尿病の発症には遺伝的要因が関係しており、こうした病気になりやすい遺伝的要因を受け継いでいる人は、動脈硬化も進行しやすいといえます。

参考:血管健康くらぶ

2-2.普段の生活からのリスクチェック

 

普段の生活や現状の状態から、動脈硬化のリスクをチェックしてみましょう。

下のリストが動脈硬化のリスクにつながるものになります。

  •  肉類・脂っこいもの・甘いもの・塩辛いもの・味付けの濃いものが好きでよく食べる

  • 野菜や果物をあまり食べない

  • 満腹になるまで食べてしまう

  • 食事を取る時間が不規則で間食や夜遅い食事が多い

  • 外食や市販されているお弁当、インスタント食品をよく利用する

  • お酒を飲む機会が多い

  • 中性脂肪・コレステロール・血圧・血糖値が高め

  • 定期的な健康診断を受けていない

  • 身内に脳卒中や心臓病で倒れた人がいる

  • 過労や睡眠不足が続いている

  • 一晩寝ても疲れが取れない

  • せっかちでイライラしやすい性格

  • 几帳面で責任感の強い性格

  • 趣味がなく、休みの日は家でゴロゴロしている

どのくらい当てはまるものがありましたでしょうか? 

当てはまるものが多いあなた!もし当てはまるものが多かったとしても、注意すればいいものも多くあります。今日から、早速見直してみましょう。

2-3.血圧からのリスクチェック

 

自身の血圧から動脈硬化になっている可能性が高いかセルフチェックを行ってみましょう。

健康診断などで出た血圧の数値を使って、確認してみてください。

【平均血圧】=「末端の血管の動脈硬化」と
【脈圧】=「大動脈の血管の動脈硬化」の数値を計算します

【平均血圧】=下の血圧+(上の血圧-下の血圧)÷3の値が90以上なら要注意
【脈圧】=上の血圧-下の血圧の値が60以上なら要注意 となります。

上の血圧が140mmHg、下の血圧が90mmHgの場合

【平均血圧】=90(14090)÷39050÷39016.6106.6
ということは90以上なので末端血管の動脈硬化のリスクが高いです。

【脈圧】=1409050

ということは60以下なので大動脈の動脈硬化のリスクは低いとなります。

このように自分の血圧を当てはめて計算して自身の動脈硬化のリスクをチェックしてみましょう。

参考:さっちがジャーナル欠陥年齢と動脈硬化の関係。老化の原因とセルフチェックと若返りの方法

3.動脈硬化の対策

 

 動脈硬化は一度なってしまうと改善することは難しいため、まずはこれ以上悪化、進行しないよう気をつけなければなりません。

3-1.食事での対策

 食事では以下のことを念頭に置きましょう。

  1. 食べ過ぎない

  2. 食事の中の脂肪の量と質を考える(脂肪が食事全体のカロリーの1/4を占めないようにする。)

  3. コレステロールの取りすぎに注意する(卵や魚の内臓など)

  4. 食物繊維を十分にとる

  5. 砂糖や果物(果糖)を取り過ぎない

  6. アルコールは適量(1日ビール 500ml 日本酒1合など)を守る

  7. 豆類を積極的に摂る

  8. 水分を摂る

  9. ビタミンE、ベータカロテンを多く含む食品を積極的にとる

  10. 3食きちんとゆっくり食べる

 コレステロールや血圧を上げる要因を出来るだけ取り除き、かつ下げるための食事を取るようにしましょう。そのほか、血液がどろどろにならないようきちんと水分をつるように心がけることもわすれないようにしてください。

参考:self doctor.net 動脈硬化を予防する食事法

 

3-2.運動での対策

 

太り気味の場合、血圧も上がり、脂質異常(どろどろ血)の原因にもなるため、まず痩せることを考えなければなりません。

運動での対策はウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が有効です。これはウォーキングやジョギングをすることにより太ももの筋肉を使うことが出来るためです。

太ももの筋肉を活発に動かすと、「リポタンパクリパーゼ(LPL)」という酵素が働き始めます。LPLは中性脂肪を「遊離脂肪酸」と「グリセリン」の二つに分解する働きを持っている為、中性脂肪の増加を防いでくれます。

中性脂肪が増えると善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールが増えるため、リポタンパクリパーゼの働きによって中性脂肪を減らすことで、悪玉コレステロールの増加をおさえ、善玉コレステロールの減少を防ぐことが出来るのです。

また、運動の目安としては123キロが目安となります。毎日は無理でも少なくとも1日おきには実行するようにしましょう。

参考:self doctor.net 動脈硬化を予防する生活法

4.まとめ

自覚症状がないため、脳や心臓、足などに症状が出てきたときには、すでに動脈効果がすでにかなり進行している状態になります。

そうならないためにも、健康的な生活を心がけ、動脈硬化にならないように気をつけましょう。