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  • 2017/6/18

糖尿病でタバコを吸うとこんなに怖い!タバコを止める方法を教えます

糖尿病

糖尿病を患って10年、食事療法・運動療法と着実にやっているのに、なかなか血糖値が下がらないのは何故なんだろうと気にしているあなた。それはあなたの嗜好品の「タバコ」のせいかもしれません。このまま高血糖が続いて、合併症になる前に糖尿病とタバコの影響を理解して、禁煙して糖尿病を改善しましょう!

1.糖尿病でタバコを喫煙するとなんで悪いの?

糖尿病になると主治医から厳しい食事療法と運動療法を指導されます。どちらも継続するのが大変でストレスはMAXに跳ね上がりますね。その際、「シュッボッ」とタバコで一息・・・。ありそうな光景です。ただし、これが落とし穴で、更にあなたの病状を悪化させている可能性があります。まずは糖尿病とタバコのそれぞれの身体に対する悪影響を整理してみましょう。

1-1:そもそも糖尿病はドロドロ血液の血流が悪くなる病気です。

糖尿病とは血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が上がる病気です。血糖値が高くなると血液はドロドロ血液になり血流が悪くなります。血流が悪くなっている状態を「動脈硬化」といい、「動脈硬化」が心臓の血管に起こると「心筋梗塞」に、脳の血管に起こると「脳梗塞」になります。このように糖尿病になると命に関わる身近な合併症を引き起こすのです。

1-2:タバコを喫煙すると動脈硬化を引き起こします。

たばこには多くの有害物質が含まれています。特に生理的な悪影響なものはニコチンやタール、一酸化炭素です。特に一酸化炭素は酸素よりも赤血球の中のヘモグロビンとくっつきやすい性質を持つため、体中に一酸化炭素が運ばれ酸欠状態になってしまいます。そこで体は酸素を送り込む為に更に赤血球を作り出します。そうすると当然血液中の赤血球の量が増えますが、血液中の成分バランスが崩れ、いわゆるドロドロした血液になり、動脈硬化を引き起こすのです。

1-3:糖尿病患者がタバコを吸うとダブルパンチが待っています。

このように糖尿病もタバコの喫煙も動脈硬化を引き起こすため、相乗効果で心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすくなります。糖尿病でタバコを吸っている方が心筋梗塞によって死亡するリスクは、糖尿病でタバコを吸わない方の2.6倍に高まるそうです。更にもう一つのパンチが待っています。それはインスリン抵抗性を引き起こすことです。

1-4:喫煙はインスリン抵抗性を引き起こします。

アディポネクチンという脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンはインスリンの作用を助けて血糖値を下げる役割を果たしています。しかし喫煙をすると数時間でこのアディポネクチンが減少し始め、6~12時間は低値になるのです。これはニコチンの量が多いほどアディポネクチンの分泌が低下するとも言われています。つまり、喫煙によりアディポネクチンの分泌が減少し、インスリンの作用を阻害するインスリン抵抗性を引き起こすのです。これにより血糖値は上昇し、糖尿病が改善しにくくなるのが、二つ目のパンチです。

2.糖尿病でタバコを喫煙し続けると、こんなに怖い話!

このように「糖尿病」と「タバコ」は各々が作用が違いながらも悪影響は重なっていきます。「動脈硬化」に「インスリン抵抗性」です。そして糖尿病を主治医に宣言されながらも喫煙を繰り返し続けると、周りの家族にも迷惑をかける症状が現れます。

2-1:タバコの喫煙は人工透析へ繋がります。

糖尿病の代表的な合併症に糖尿病腎症があります。糖尿病腎症は腎臓の濾過機能を担う糸球体が損なわれる病気です。その兆候は蛋白尿が現れます。2型糖尿病の患者との関連性を調べた結果、喫煙者では蛋白尿を有する頻度が非喫煙者の4.5倍になると報告されています。腎臓の悪化は、人工透析へとつながり、毎日の暮らしに時間的にも経済的にも多くの負担を与えます。

2-2:タバコの喫煙は足の切断へ繋がります。

足の壊疽につながる「糖尿病神経障害」があります。高血糖が続くと、体中の神経に悪影響がでてきます。特に最初にダメージを受けやすいのが手先や足先の「抹消神経」です。初めのうちは、指先や足先のしびれや不快感が現れます。糖尿病によって血管の動脈硬化が進むと、血管が詰まり、怪我が治りにくく、化膿しやすくなります。壊疽(えそ)は適切に治療しないとどんどん進行してしまうため、あっという間に手遅れになり、脚を切断することにつながってしまうのです。

3.誰にでもできる、私ができたタバコをやめる3つの方法!

このように「糖尿病」と「タバコ」の悪影響は理解をしていただいたと思います。「心筋梗塞」「脳梗塞」「人工透析」「足の切断」など命や毎日の生活に影響が出たら怖いものばかりです。このようにならない為にも、禁煙は今すぐにでも始めたいものです。でも、「なかなか続けるのが難しい・・・」そんなあなたに、私ができた3つの方法を紹介します。是非、試してみてください。

3-1: 誰のためにやめるのか!を明確にイメージする。

私がタバコを辞めた理由は家族に迷惑をかけたくないという一身でした。それまでは、「まぁー、まぁー」と言いながら隠れてタバコを何かのついでに外に出たときに吸っていました。でも、糖尿病とタバコの悪影響を知った時、まだまだ働いて家族を養わなければならないし、人工透析なんて・・・。これ以上の経済的負担は厳しいと感じ、家族のために辞めようと思ったのがきっかけです。

禁煙して気づいたのですが、1本でも隠れて吸っていると、服には完全に匂いがこびりついています。間違いなく隠れて吸っても、家族にはバレマスのでご注意ください。また、読んでいる方で独身の方も、糖尿病の合併症に脳梗塞があります。家で倒れても近くに助けてくれる人がいないので孤独死にならない為にも禁煙を始めることをお勧めします。

3-2:最初はニコレットなどの禁煙サポートも有効活用しましょう。

ニコレットはガムの中にニコチンが入ったもので、タバコが吸いたいなーと思った時に噛んで、体内にニコチンを入れることで吸いたい気持ちを抑えてくれました。1個あたり30分~60分かけて噛んでいきます。意外と効果があり、禁煙をサポートしてくれる必需品でした。これを3か月ぐらい目安に行い、1日最大で24個から始まり、徐々に減らすことができました。

ちなみに、どれくらいの費用がかかるの?と気になる方の為に概算の費用を掲載します。目安にしてください。毎日1箱(440円目安)喫煙されている方と同程度の費用です。

参考:禁煙チャレンジをサポートするニコレット

3-3:禁煙のストレスを幸福感に変えるものを見つけましょう!

タバコを禁煙し始めると、よく言われるのが、「口がさびしい」「手持ち無沙汰」など時間の間が取りづらくなり、イライラし始めます。私もガムや飴などで紛らわしていましたが、結局のところあまり意識をそらすどころか、逆にタバコを意識しすぎてしまい、またタバコに手が・・・。

そこで、お勧めしたいのが、運動です。すぐにでも始められるマラソンやウォーキング。会員制のフィットネスジムでも構いません。また、近くの市が経営している体育館もお勧めです。運動をし始めると段々、体重が減ってきたり、禁煙のおかげで持久力も上がっている為、運動が長く続けることができます。禁煙のストレスが、体重が減って見た目が若返ったり、糖尿病の改善にも繋がる為、幸福感に切り替わるのです。

私は運動で禁煙のストレスを体型の変化による幸福感に置き換えました。運動以外にも探せば色々あると思います。是非、ストレスを幸福感に置き換えれるものを探しましょう!

4.まとめ

タバコは「百害あって一利なし」の諺がまさに当てはまる嗜好品です。さらに、糖尿病患者には、「千害あって一利なし」かもしれません。せっせと食事療法と運動療法を一生懸命しながら、タバコを吸うことで「倍返し」で病状を悪化させていく。こんな矛盾したことは無いですよね!糖尿病を治したいなら、すぐにでも禁煙を始めてみましょう!