• 糖尿病
  • 2017/3/21

糖尿病は完治する?糖尿病が不治の病といわれる理由とは

糖尿病

「糖尿病は一生付き合っていくもの」、そのようなことを聞いた人も多いと思います。なぜこのような事が言われているかというと、糖尿病になったという判断する基準は明確になっているものの、糖尿病が治ったとする基準がありません。そのため糖尿病と診断されてしまうと、その人は一生糖尿病ということになってしまうため不治の病といえるでしょう。

糖尿病は本当に不治の病で完治することはないのでしょうか?
結論を言うと、やはり現在では不治の病です。では糖尿病はなぜ不治の病なのでしょうか、また糖尿病になった場合どのようにすると良いのでしょうか。

1.糖尿病とは

糖尿病は三大成人病のひとつです。糖尿病というと、まず血糖値という言葉をよく聞くと思いますが。血糖値とは血液中のブドウ糖を「血糖」といい、血糖値は血液中のブドウ糖の量のことをいいます。

この血糖は、でんぷんなどの糖質(炭水化物)を食べることで、糖質は消化されてブドウ糖(グルコース)となり、血液中から全身の細胞に取り込まれて、主なエネルギー源として利用される生命を維持するために必要な栄養素です。

健康な人の場合、血糖値は「インスリン」やインスリンと逆の働きをもつホルモンのバランスにより、一定の範囲内にコントロールされています。そのため、食事や運動をしても血糖値が極端に変動することはないのです。

しかし糖尿病の場合は、インスリンの分泌量や働きが十分でないためブドウ糖が有効に使われずに、血糖値が高くなっている状態のことで、この状態を放置すると全身にさまざまな影響が出てきます。

1-1.糖尿病の症状

糖尿病には以下のような初期症状があります、

  1. のどが渇く
  2. 尿の回数・量が増える
  3. 食べているのに痩せる
  4. 食後数時間後にだるさや眠気を感じるこのような症状があり、糖尿病なのかと心配な人はお医者様に行くようにしましょう。

下記の3項目のいずれかが一度認められ、再度検査を行った際にまたいずれかが認められた場合糖尿病となる

  1. 空腹時血糖値 126mg/dl以上
  2. 75gブドウ糖負荷試験 2時間値 200mg/dl以上
  3. 随時血糖値 200mg/dl以上

ただし、検査時に糖尿病の典型的な症状や糖尿病症の合併症が認められる。またはHbA1C6.5%以上の場合は1度の検査でも糖尿病と診断される。

1-2.糖尿病の合併症

糖尿病は血糖値が高い状態のままになるとお伝えしましたが、血糖値が高いことで死ぬことはありません。糖尿病の何が問題なのかというと、糖尿病からあらゆる合併症になってしまうことが問題なのです。糖尿病の合併症の代表的な例は 網膜症、腎症、神経障害で、これらを糖尿病三大合併症といいます。

・網膜症
網膜の血管が損傷し、視力が弱まり、最悪失明する場合もあります。

・腎症
腎臓の毛細血管が損傷し、進行すると尿が作れなくなり、この状態になると人工透析が必要になってしまいます。

・神経障害
症状は様々あるのですが、多く見られる症状が手足の先の痛みや痺れなどの末梢神経障害です。症状が進行すると感覚が鈍くなっていき、怪我をしても気づかないため、細菌に感染してしまい、最終的に壊死してしまいます。

このほかにも、死につながる合併症も存在しており、糖尿病はとても恐ろしい病気なのです。

1-3糖尿病の原因

糖尿病には、1型と2型の糖尿病があり、それぞれ原因が異なっています。

1
自己免疫疾患などが原因で発症し、小児期に起こることが多いため小児糖尿病とも呼ばれています。

2
遺伝的な要因や過食、運動不足などの生活習慣などの要因が原因で発症します。日常から生活習慣に気をつければ予防することが出来ます。

1-4.糖尿病はなぜ不治の病なのか

最初に糖尿病は不治の病とお伝えしましたがなぜ不治の病といわれているかというと、一度壊れたインスリンの分泌する機能や働きを正常にすることは、手術や投薬を行ったとしても、正常に戻すことが出来ないためです。

病気が進行し、合併症が発症してしまうと、健康だったときのような状態に戻すのは困難だといわれていますが、糖尿病は早期発見・早期治療を行えば糖尿病が進行を妨げ、合併症を予防できます。糖尿病と診断された場合は速やかにお医者様の指導に基づいての食事療法や運動療法を実施しましょう。

2.糖尿病になったら

糖尿病になってしまったら、治らないからといって自暴自棄になったりせずに、糖尿病について正しく知るようにしましょう。

糖尿病の正しい知識を得るには教育入院というものを利用するのが一番でしょう。今後の生活で重要となる血糖値のコントロールの方法についてなどを知ることが目的の入院です。強制ではないですが、今後糖尿病とうまく付き合っていく為に必要なことを教えてもらえるので、出来るだけ参加することをお勧めします。

3.まとめ

糖尿病になってしまうと、血糖値を気にしながら生活しなければなりません。そうなる前に運動不足や過食などの生活習慣の乱れを直すようにしましょう。

糖尿病になってしまっても、初期の段階で発見しお医者様の指示に従って対策を行うことで、普通どおりの人と変わらない生活もできるようになります。糖尿病になってしまっても、自暴自棄になってあきらめないようにしましょう。