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  • 2017/5/2

かゆみは糖尿病のサイン?糖尿病による3つのかゆみの原因

糖尿病

糖尿病でかゆみがあるとのことを聞いたことがある人は少ないかもしれませんが、実は密接に関係があります。かゆみで皮膚科を受診したら、糖尿病であることがわかったというようなケースもあるのです。

糖尿病の症状というと、のどの渇き、尿の回数が増える、食べているのにやせる、体がだるい、疲れやすいなどがあるのですが実はかゆみが出ることを知る人は少ないかもしれません。この記事では糖尿病とかゆみの関係性を紹介し、その対策などを紹介します。

1.糖尿病とかゆみ

糖尿病とかゆみについては先ほども述べたように関係性があります。糖尿病が直接原因となることはないのですが、糖尿病の症状によりかゆみを感じる場合があるのでその原因を紹介します。

1-1.皮膚の乾燥によるかゆみ

糖尿病の症状に尿の回数が増えるという症状がありますが、実はこのことが原因でかゆみが発生することがあります。糖尿病で高血糖状態が続くと体は水分を尿として排泄してしまうため体の中の水分がなくなってしまいます。その結果、体が脱水状態になり、皮膚や粘膜が乾燥することでかゆみを感じてしまうことがあります。

1-2.感染症によるかゆみ

糖尿病になると、免疫力が低下し感染症にかかりやすくなります。その上糖尿病になると、汗にも糖が含まれるようになるため、汗が細菌の栄養になり、カビなどの皮膚感染症に感染しやすくなるのです。皮膚感染症により皮膚炎が起こり、かゆみを感じるようになります。感染症による皮膚炎でかゆみを感じるほかにも、白癬菌などによる水虫やカンジダ症によるかゆみなどがあります。

1-3.神経障害によるかゆみ

糖尿病の代表的な3大合併症のひとつに神経障害がありますが、そのことが原因でかゆみが起こることがあります。自律神経に障害が起こると、手足がしびれたり、チクチク、ムズムズといった異常感覚が現れることがあり、これがかゆみに感じるのです。

2.かゆくても掻いてはいけない

糖尿病患者にとってかゆみであっても油断できません。糖尿病になると少しの傷であっても命取りになるからです。

糖尿病患者は免疫力が低下している状態となっています、免疫力が低下しているところに掻き傷ができるとそこから様々な細菌が侵入し、炎症をおこします。傷が治りにくい上、神経障害の合併症を発症していると、痛みを感じないため傷が悪化していること気づかないことがあります。そのためどんどん傷が悪化していき、最終的には患部が壊疽を起こして四肢を切断することになってしまいます。

糖尿病患者はかゆみを感じて患部を掻くことで傷がつき、取り返しのつかない状況になってしまうことになる可能性もあるのです。そのため日々のフットケアや傷に対する対処を知りましょう。

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3.かゆみへの対策

かゆくてもかけないとてもつらいものです。その場合にはかゆみ止めなどを塗るなどしましょう。そのほかにも、かゆみを抑えるためにもやれることがありますので、その方法について紹介します。

3-1.血糖値コントロールが必須

かゆみ自体の皮膚感染症の治療とともに血糖コントロールが最も重要な対策です。感染症にかかるとインスリンの分泌が低下するため、血糖が上がりやすくなります。糖尿病と感染症の両方を悪化させやすくなるため、普段よりも注意して血糖コントロールを行う必要があります。糖尿病患者の必須の治療方法の血糖値コントロールがそのままかゆみへの対策になるのです。

3-2.スキンケアを行いましょう

糖尿病からくる乾燥や、かゆみを感じさせる皮膚のムレなどの対策のために日々のスキンケアが必須になります。そのための方法として下記のものがあります。

  • 保湿クリームを使い、皮膚が乾燥しないようにする
  • ベビーパウダーなどをつけ、皮膚がムレないようにする
  • 毎日入浴し、皮膚を清潔に保つ
  • 肌を晒さない服を着る (紫外線が原因でかゆみが起こることがあるため)

これらのスキンケアを行い、かゆみへの予防を行うようにしましょう。

4.まとめ

たかがかゆみといって油断してはいけません。糖尿病患者にとってかゆみであっても四肢の壊疽といった取り返しのつかない事態に発展する可能性もあるのです。

かゆみが気になり、心配な場合はすぐにでも医療機関での受診を行うようにしましょう。