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  • 2017/5/7

糖尿病になりやすい性格はこんな人!病気になると性格が悪くなる?

糖尿病

 糖尿病患者がいる家庭でしばしば起きる家庭内のギスギスした雰囲気。多くは家族の気持ちとは裏腹に患者さんが治療に専念せず、逆にクドクド家族に八つ当たりをする始末。昔はやさしい人だったのに・・・。糖尿病になると何か原因で性格が変わってしまうと思っていませんか?

 ここでは、そもそも糖尿病になりがちな人の性格と糖尿病になった人の性格の変化を分かりやすく解説し、更にはどのように糖尿病患者と付き合っていくかを紹介します。最後まで読んで、必ず家族のコミュニケーションの輪を取り戻しましょう!

1.糖尿病になりやすい人の性格はこんな人!

 「病は気から・・・」と昔から言われているぐらい、病気は気の持ちようで悪化したり、改善したりします。これは糖尿病を発症する人にも当てはまります。では、どのような性格の人が糖尿病になりやすいか紹介します。

1-1:ストレスをため込みやすい人は要注意。

 近年の世の中は強いストレス社会と言われています。学校でも会社でも近所づきあいでも人とのコミュニュケーションが難しくなり、慢性的なストレスが発生します。そのストレスは血糖値を上昇させるホルモンの分泌を盛んにし、インスリンの働きを邪魔します。

 性格的にはまじめで几帳面な人、頑固な人、内向的でおとなしい人、取り越し苦労の多い人などはストレスをため込みやすいタイプです。このような方は糖尿病になる可能性がありますので、ストレスを解消する趣味や嗜好を意識的に取り入れましょう。

1-2:自分に甘すぎる人は要注意。

 糖尿病は代表的な生活習慣病です。原因は毎日の食事の不摂生や運動不足に起因します。一般的に自分に甘すぎる人は「カロリーの摂り過ぎても、まっ、いっか」「運動をしなくちゃいけないとはわかっていても面度だし、疲れるし。」と自分にとって楽な方を選択します。

 性格的にはおおらかな人、自己中心的な人、すぐ物事から逃げる人などは生活習慣も規則正しくできない傾向があるため、糖尿病になりやすいタイプです。まずは、自分の中に目標やルールを定めて、自分を客観的に評価できるように努力をしましょう。

2.糖尿病になったら性格が気難しくなる!

 先ほどは、糖尿病になりやすい患者さんの性格を紹介しました。次に、糖尿病になった後、家族の方から糖尿病患者さんの性格が変わって「嫌な部分を見てしまい嫌いになった」「わがままになった」「一緒に暮らすのが疲れてしまう。」など家族の悩みをよく聞きます。ここでは、糖尿病患者さんの性格が変わる理由を考えていきましょう。

2-1:低血糖状態は感情のコントロールが難しい。

 低血糖になると、血中のブドウ糖が不足することにより、冷静な思考や判断が鈍くなると同時に、血糖値を上げようとするアドレナリン※1やコルチゾール※2などのホルモンが分泌され、人の感情にも影響を及ぼすようになります。 低血糖の初期症状として頭痛やめまい、集中力の低下といった症状が見られますが、ひどくなると、感情のコントロールが難しくなってきて、暴言や暴れるといった異常行動をとる場合がみられます。

※1 アドレナリン・・・ストレスを感じると分泌される生体内情報物質。血中に放出されると血圧や血糖値を上昇させる

※2 コルチゾール・・・糖の代謝に影響し、血糖値を上げる作用をもつ生体内情報物質。ストレスを感じると分泌される

2-2:自立神経の障害は精神的な不安定を引き起こします。

 糖尿病が進むと、合併症を引き起こします。その中の一つに神経障害があります。神経の中でも自律神経にも悪影響を及ぼすようになり、自立神経失調症と同じような症状が出てくると言われています。自律神経失調症には、不安感や、怒りっぽい、イライラ、気分の落ち込みなど、精神的に不安定になることがあります。

2-3:食事療法のストレスは糖尿病患者さんをイライラさせます。

 糖尿病と診断されると、命に関わる病気になってしまったという意識から必要に以上にショックを感じたり、悲観的になって、精神状態が不安定になる人がいます。そして、血糖値を下げる為に食事制限を始めるのですが、細かいカロリー制限や食事のメニューなど細かい性格の人ほどやり過ぎてしまい、それがストレスになってイライラしてしまうケースあります。

 このように糖尿病になってしまうと、インスリン注射治療から引き起こす低血糖状態や合併症からくる自立神経失調症、食事療法からストレス過多による不満など様々な副作用を引き起こします。そして糖尿病患者さんの精神は少しづつ蝕まれていき、家族に対しても今までにない様な態度で接してしまい、性格が変わってしまったのかと思うのです。

3.糖尿病患者の心のケアをする5つの心がけ!

 このように糖尿病になりやすい人の性格や糖尿病になってしまい性格が変わってしまった人の共通点は心の不安や食事療法や運動療法の苦しさからくるストレスが大きく影響しています。大事な家族との関係を円満にするため5つの心がけを試してみましょう。

心がけ1:話をする機会を積極的に持ち、思いを聞いてあげましょう!

 糖尿病患者さんをサポートする家族は、病気の改善のためを思い厳しく注意したりすることもあります。そんなときには日頃から話す機会を積極的に持ち、時には思いを全て受けとめてあげて、愚痴を聞いたりして、ストレスが軽減できるようサポートしましょう。

心がけ2:体を一緒に動かしましょう!

 体を動かす事は糖尿病の改善に有用です。しかし、どんな人でも継続的に運動を続けることには根気がいります。ましてや自分に優しすぎる人は継続が出来ず、1人で続けることは楽しみも少なく、途中であきらめてしまう人もたくさんいます。ダイエットが続かない理由は誰しもが知っていると思います。だからこそ、糖尿病患者が楽しく続けられるように一緒に体を動かしてみましょう。自分の健康に為にもお勧めです。

心がけ3:家族で食事を共有しましょう!

 糖尿病の食事は特別な食事ではありません。すべての人に勧められる健康食です。糖尿病患者のみ違うメニューを食べるのは疎外感や自分だけ我慢を強いられているという気持ちからストレスを多く発生させてしまいます。家族で同じ食事を共有することで自然と笑顔に変わります。

心がけ4:こころの悩みに気をつけましょう!

 糖尿病患者さんは様々な生活習慣の制限でストレスを多く感じています。不安や悩みを抱えることもあります。この場合は専門家にアドバイスが必要です。悩みについてかかりつけの医師に相談し、どうすれば治療の障害を取り除けるか、相談してみてください。大事なのは日頃と変わったところがないか、生活で変わったところはないのか、など糖尿病患者さんの日頃の様子の変化に気をつけてみてください。

心がけ5:糖尿病患者を孤独にさせないこと!

 糖尿病患者さんはストレスを溜めやすい性格や自分に甘すぎる性格のために生活習慣病の糖尿病になりがちです。その治療は自分の性格とは間逆のストレスを発散させることに心がけをしたり、厳しい食生活や運動療法です。糖尿病になるとうつ病になる方が多いというデータもあります。出来る限り、糖尿病患者を孤独にさせないように家族のコミュニケーションも大事な心がけです。

4.まとめ

 糖尿病になりやすい性格や糖尿病になったあとの性格の変化は理解していただけましたか?糖尿病は生活習慣の不摂生からくる慢性疾患で完治が難しいと言われている病気です。しかし病気になる前もなった後も家族が気にかけることで糖尿病を発症させないようにしたり、糖尿病を改善させることは可能だと思います。大事なのは「病は気から・・・」と言われるように、家族全員の気持ちが前向きになることが一番大事です。