• 糖尿病
  • 2017/5/9

のどが渇くのは糖尿病かも!?他にもある糖尿病の前兆を確認しよう。

糖尿病

前兆とは、「物事の起こる前に現れる知らせのこと」。糖尿病の「物事の起こる前」にどういった変化が体に現れるのでしょう。今回はそれを列記しますので、あなたが糖尿病かもしれないという不安と共に感じている前兆が、どの程度当てはまりそうか、確認してください。もしそれが本当に糖尿病からくる前兆であった場合にまずやるべきことを紹介します。

1.糖尿病の前兆

糖尿病になっても、体のどこかが痛くなるわけではありません。糖尿病は症状が自分自身ではわかりづらく、無自覚というのが特徴です。そのため体の変化に、よほど気をつけていないとその前兆を見逃してしまいます。しかも前兆としてあらわれる症状には、健康であっても普段の生活で感じていることであることも多いのです。したがって、ただ単に、程度の問題として無視されてしまうことがあります。

そうは言っても前兆といわれる“こと”はあります。ここから糖尿病の前兆についてできるだけ多く列記します。どのような前兆があるのか見ていきましょう。もちろんこれら前兆をすべて感じるわけではありません。しかしながら、少しでも多く当てはまる場合には、糖尿病の前兆の可能性があると考えてよいでしょう。

1-1. 血管障害からくる前兆

  • いつも喉が渇き、水分をたくさん摂ることが多くなった。
  • トイレに行く回数が多くなった。
  • 尿の臭いが甘酸っぱい気がする。
  • 全身がとにかくだるいと思うことが多くなった。
  • すぐに疲れる、休み休みでないと歩けない。
  • 食べたばかりでも、空腹感がある、あるいは食後3時間前後になると不快な空腹感がある。
  • いつもしっかりと食べているのにやせている。
  • 生活を変えていないのに、急に太ってきた。
  • 血圧が高くなってきた。
  • 高脂血症と言われるようになった。
  • 足がむくむことが増えてきた。
  • 歯周病と診断された。

1-2.神経障害からくる前兆

  • 立ちくらみやめまいを起こすことがある。
  • 手足にしびれやヒリヒリ感を感じたり、足の裏に違和感があったりすることがある。
  • 筋肉がつることがある。
  • イライラしやすい、あるいはいらだちがおさまらないことがある。
  • 上半身または下半身だけ汗をかくことがある。
  • 異常に汗をかくことがある。
  • 性欲減退した気がする。
  • 生理不順になっている。
  • 下痢や便秘になりやすくなった。
  • 胃もたれするようになった。

1-3.免疫低下からくる前兆

  • 皮膚がかゆくなることがある。
  • 風邪をひき易くなった。

1-4.眼に現れる前兆

  • 目がかすむことが増えてきた。
  • 物が二重に見えることがある。

2.前兆や自覚症状はどのタイミングで出るのか

前兆としての自覚症状が出るとき、体はどういう状態になっているのでしょう。一般的に、糖尿病と診断される空腹時血糖値が125mg/dl以上、あるいは食後2時間後の血糖値が200mg/dl以上、HA1Cが6.5以上になったときに、前兆があらわれると言われています。すなわち、前兆や自覚症状があらわれた時には、すでにあなたの体は糖尿病と診断される状態になっている可能性が高いと言うことができます。

糖尿病予備軍と糖尿病

  • 糖尿病予備軍

    空腹時血糖値110から126mg/dl未満、食後2時間後の血糖値が140以上200mg/dl未満を推移している人

  • 糖尿病

    空腹時血糖値126mg/dl以上、食後2時間後の血糖値が200mg/dl以上でHA1Cが6.5以上の人

3.前兆に気がついたらやるべきこと

何度も繰り返しになりますが、糖尿病は、自覚症状を感じることが大変難しく、前兆に気がついたときにはすでに、糖尿病予備軍を通り越して、糖尿病であることも少なくありません。ただ、一言で糖尿病と言っても、その程度の度合いはとても幅広いものです。前兆が気になったら、次のことを確かめましょう。

3-1.普段から健康診断を受けている人

まず、前回受けた健康診断の血液の数値を確認してみましょう。

  • 空腹時血糖値が100mg/dl以下なら、感じられていた前兆は糖尿病からきている可能性は低いでしょう。
  • 空腹時血糖値が100~126mg/dlの間にある場合には、糖尿病からくる前兆の可能性もあります。ただ、まだ進行度合いは浅いと思われ、これからの生活習慣の見直しで改善の可能性もあります。診断をうけて、医師の指導を受けましょう。
  • 空腹時血糖値が126mg/dl以上の場合には、すでに糖尿病であり、糖尿病の症状であることに間違いはありません。改めて診断を受けましょう。

※ただし、健康診断を受けてから1年以上経過している場合には、前回の健康診断の数値はあてにならないので、ご注意ください。

3-2.健康診断を受けていない人

まずは、病院に行き、医師に感じている症状をきちんとすべて伝えましょう。早期発見により、改善できることもあります。忙しい毎日、なかなか病院へと足が向かないことはわかりますが、時間を作って診断を受けましょう。不安で一杯の生活を長く続けることはストレスになり体を悪くすることもあります。病院に行ってみれば、実は糖尿病やその他の病気ではないことがわかり、ストレスなく、安心した生活に戻れることもありますよ。

4.前兆が出たときに、あわせて確認したいこと

前兆が出た場合は、病院に行くことをお勧めしますが、糖尿病の可能性について次のことによっても確認することができます。それは生活習慣です。糖尿病は生活習慣病の1つであり、糖尿病を発症する多くの方は、生活習慣の乱れを原因にしていることが多いのです。次のような生活習慣を10年以上続けている方は、感じられ前兆が糖尿病によるものである可能性も高いと言えるでしょう。

  • 日常的に運動習慣がなく、慢性的な運動不足状態にある。
  • 腹八分目を超えていつも満腹まで食べている。
  • 夜遅くの食事など、不規則な食事が多い。
  • 外食が多い。
  • ストレスが多い生活を送っている。

逆に言えば、運動習慣を持ち、食べすぎに気をつけた生活を送ることで、糖尿病を遠ざけることができるのです。また、もし、糖尿病の境界域や糖尿病になってしまったとしても、運動習慣と食生活に気をつけることで、高血糖状態を遠ざけることができ、大事に至らないと言えるのです。

5.まとめ

のどの渇き、トイレに頻繁に行く、視界がぼやける、脱力感がある、という前兆がある場合には、糖尿病の可能性があります。以前受けた健康診断の結果とあわせて確認して見ましょう。当たり前のことですが、もう遅い、ということはありません。もし糖尿病と診断されたとしても、薬での治療や食事療法、運動療法などがありますので、重篤な状態になる前に、早めに医師への診断に行ってください。もしかしたら糖尿病ではないかもしれません。変に落ち込むよりまず医師の診断を!