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  • 2017/3/5

ダイエットに何度も失敗している方、必見!肥満外来で不安解消!

中性脂肪

“肥満外来”をご存知ですか?何度やっても成功しないダイエット。リバウンドしてまたストレスで食べてしまう。根本的な肥満解消は難しいですよね。そんな方に朗報です。あまり知られていませんが、“肥満外来”とう外来が病院にはあるのです。肥満外来では、その人にあったプログラムで肥満を解消するのです。同時に、肥満からくる病気の不安からも解消されるのです。いろいろなダイエットを試しつくしたという方、ぜひ“肥満外来”の門をたたいてみてはいかがでしょうか。

 1.肥満外来に行くメリットとは

まず初めに、簡単に肥満外来について紹介します。 

1-1.プログラムが用意される

肥満外来では、それぞれの人にあったプログラムが準備されます。専門医の指導のもと、正しいダイエットを行うことができます。

1-2.肥満の大敵リバウンドしにくい体が作れる

一般的なダイエットと同じく、すぐに効果が出るものではなく、時間がかかります。しかし、無理なダイエットとは異なり、健康的な体になることができますので、リバウンドしにくい体になります。

1-3.治療薬で改善することもある

もし必要であれば、医師の指導のもとで、治療薬が処方されることがあります。ちまたのダイエットサプリとは異なり、効果的に結果を得ることができるでしょう。肥満外来だからこその治療法と言えるでしょう。

2.全国のクリニック

肥満症は、糖尿病、高血圧、脂肪肝、脳血管障害などの重篤な合併症をもたらす怖い病気です。治療は専門知識のある医師、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士などの指導を受けて正しいダイエットを行いましょう。下記に肥満外来のある全国の病院・クリニック一覧を紹介しますので、参考にしてください。肥満外来のクリニックは、全国にあります。まずは、自宅から通えるクリニックを探してみてください。

 肥満外来のある全国の病院・クリニック一覧

また、日本肥満学会が、肥満症の専門病院として認定している、「認定肥満症専門病院」があります。お近くの病院を探していただき、記載のある診療科を訪問してみるのもいいですね。

 認定肥満症専門病院一覧(日本肥満学会)

3.肥満外来での治療は大きく2通りあります

肥満外来に行くメリットは理解していただけたと思います。それでも肥満外来ではどのようなことを行うのか知らないと、不安ですよね。肥満外来での治療の方法を紹介します。

  • 生活習慣の改善を目指した、カウンセリング・プログラム指導中心のもの
  • 投薬治療や脂肪吸引、脂肪溶解注射など治療薬や医療行為を伴うもの

 3-1.生活習慣の改善を目指した、カウンセリング・プログラム指導中心のもの

生活習慣の改善を目指した指導としては、食事療法、運動療法、行動修正療法があります。食事療法では、栄養士が中心となり、食習慣や性格、カラダの状態などを考えて、無理のないように、バランスの整った食事提案をしてくれます。運動療法では、ウオーキングや水泳など有酸素運動を中心に提案を受けます。行動修正療法では、日々の行動を記録し、自分の生活習慣・行動を把握することから始まり、生活習慣を改善していきます。

 3-2.投薬治療や脂肪吸引、脂肪溶解注射など治療薬や医療行為を伴うもの

実際の治療に入っていくことになれば、治療薬の処方、脂肪吸引などの医療行為が行われます。治療薬は、一般的には、食欲抑制剤や脂肪吸収抑制剤などになります。もちろん、副作用が起きる可能性もあり、医師の指示が必要になります。脂肪吸引については、直接脂肪を取り除きますから、すぐに体重は減るのですが、体への負担はその分大きくなります。こちらも医師と相談しながら進めていく治療になります。

 4.肥満外来でかかる費用

肥満外来で行うことはわかったけれど、次に気になるのは治療費ですよね。その費用について詳細を紹介したいのですが、病院によって、さらには一人ひとりが受ける治療によっても異なります。保険が適用になるかならないかでも異なります。具体的な紹介ができませんので、ここでは非常に大まかな金額にて紹介いたします。

 4-1.プログラム指導料金

肥満外来での検査から治療終了までのプログラム指導料金は、もちろん人によって異なりますが、数万円のようです。もちろん、様々なプログラムや治療に入る前に、今後に必要となりそうなおおよその見積もり金額を出してもらえるようですから、まずはそれを聞いてみましょう。

 4-2.治療薬の料金

治療薬を飲むことになれば、薬の種類によって異なりますが、毎月1万円ほど必要になりそうです。ただし保険が適用になれば、負担は少し軽くなるようです。

 4-3.外科治療(医療行為)の料金

脂肪吸引などをするということになれば、20万円以上の金額になるようです。

 4-4.保険適用について

肥満外来においても、その目的が美容上の問題であったり、単なる「肥満」であったりの場合には、保険が適用になりません。一方、治療を受けるべきと診断されている「肥満症」の場合には、保険が適用になります。ただし、外科治療については、保険が適用にならないようですので、注意が必要です。

 5.肥満とは

「肥満、肥満」と言いますが、肥満とはいったいどれくらいの体重のことをいうのでしょうか?肥満とは体重だけではなく、身長も関係してきます。同じ70㎏でも、身長が165cmの人と180cmの人では肥満か痩せ気味かくらい変わります。

5-1.肥満かどうか確認する方法

肥満度は簡単に計算することができます。肥満度を表現する指標として体格指数=BMIが用いられます。

BMIbody mass index=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m

 気を付ける点は、体重はキログラム、身長はメートルで計算するということです。例えば体重が70㎏、身長が1.65mの方であれば、70(㎏)÷1.65(m)÷1.65(m)=25.71となります。さて、BMIの基準値ですが、BMI22が標準であり、BMI25以上が肥満とされています。

BMI

判定

18.5

低体重

18.5-25.0

普通体重

25-30

肥満1

30-35

肥満2

35-40

肥満3

40≦

肥満4

日本肥満学会 1999

5-2.肥満と肥満症を正しく理解しよう

「肥満」と「肥満症」が異なること、皆さんご存知ですか?実は、「肥満」は疾患ではありませんが、「肥満症」は疾患であり、医学的に治療が必要となるのです。

 「肥満」とは、太っている状態であって、実は疾病を意味するものではないのです。肥満であるかどうかは体脂肪量によります。先ほどのBMIですが、WHOによる肥満の判定基準は、BMI30以上が肥満ですが、前述したとおり、日本ではBMI25以上を肥満としています。これは、日本人はBMI25を超えたあたりから、耐糖能障害、脂質異常症、高血圧といった合併症の発症頻度が高まることが理由なのです。

 「肥満症」とは、肥満に起因、関連した健康障害があること、あるいはそうした健康障害が予測される内臓脂肪が過剰に蓄積していることで、減量による治療を必要とする状態のことを言います。

 5-2-1肥満症かどうかを診断してみよう

それでは、肥満と肥満症をどのように判断すればよいのでしょうか?以下に肥満症の診断のフローチャートを示します。肥満からくる健康障害がある場合には、要注意ですね。もちろん、正確な判断は医師によるものですので、参考にしてみてください。

 肥満症診断のフローチャート(肥満症診断基準2011より引用)

 肥満が気になる方は、肥満外来を受診し、ただの「肥満」であるのか「肥満症」であるのかを医師に診断していただく必要があります。気になる方は一度、肥満外来に行ってみましょう。

5-3.肥満が影響する病気

肥満になると、体のあちこちに負担がかかります。体重が増加することで、骨や関節に負担がかかります。また、特に脂肪が増えて体重が増えている場合には、インスリンの働きが悪くなります。インスリンの働きが悪くなると、血糖値が高くなり、糖尿病になりやすくなります。さらに、肥満は、高血圧、高脂血症の原因の一つとされています。

5-4.肥満の合併症

肥満になると、さまざまな合併症になる可能性が高まります。上の図にも示していますが、肥満の合併症について考えてみましょう。

5-4-1.高血圧・糖尿病

前述したとおり、肥満になるとインスリンの働きが悪くなり、血糖値が高くなります。それにより、糖尿病になる可能性が高くなりますが、それ以外にも、高血圧、高脂血症、高コレステロール血症をもたらします。さらには、動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)や冠動脈疾患の原因を作ってしまう可能性があります。肥満であることを放っておいてはいけません。

5-4-2.冠動脈疾患

心臓からの送られる血液の量は体重に比例して増加とされています。すなわち、肥満になり体重が増えれば心臓に負担がかかることになります。もちろん、肥満になると心臓にも脂肪が付き、血管にも脂肪が付きます。その結果、冠動脈の硬化、心筋梗塞、狭心症などになりやすくなります。さらには動脈硬化になりやすくなるのです。

5-4-3.ひざ関節痛(変形性膝関節症)

体重が増えることで、すでに膝が痛くなっていないでしょうか?体重が増えると、骨や軟骨、半月板などに負担がかかります。もし筋肉があればそれを支えることができるのですが、筋肉が減り、脂肪が増えて肥満になってしまうと、ひざの関節への負担はとても大きなものになります。負担が大きくなり、関節が変形してしまうことを変形性膝関節症と言います。これは、体重が増えた方によくみられるものです。

 6.まとめ

初めて“肥満外来”という言葉を知った方も、肥満外来がどのようなところかイメージできましたでしょうか。いろいろなダイエットにチャレンジをして、何度もリバウンドした方は、勇気を出して、一度肥満外来を訪問してみてください。きっとこの先の人生が変わります。病気が迫る不安のない健康な体を手に入れましょう。