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  • 2017/4/21

糖尿病になるとどうなるの?糖尿病者が送る6つの生活パターン

糖尿病

糖尿病になるとどのような生活が待っているかご存知でしょうか?現在、日本では糖尿病が強く疑われる成人男女は約950万人に上ることが、厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計であきらかになっています。そのような人たちがどのような生活を送っているのかをここではご紹介していきます。

糖尿病で変わる生活6パターン

糖尿病になってしまうと、改善や治療のためにすべきことがあります。そのような生活のパターンを6つに分けてみていきます。

1.1日のカロリー計算が必要になる

糖尿病になると血糖値を安定させることが必要になります。特に食事は大きく血糖上昇に関係するため、必要以上のカロリーをとらないようにすることで、血糖値を下げるすい臓の負担を軽くして働きを回復させます。

糖尿病では目安カロリーとして1日平均1.600キロカロリーほどとされています。一般的な成人の一日の摂取カロリーが1.8002.200キロカロリー前後なので、それよりも抑えなくてはいけません。食事の際はいつもこのカロリーを念頭に置く必要があります。そのため、食事のお付き合いや外食時などに弊害が出るようになります。

下記は糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)1600kcal20単位・炭水化物55%)の献立例のモデルになります。

引用:いわさきグループ 栄養指導フードモデル総合サイト

2.毎食毎に血糖値を計る必要がある。

血糖を適正にコントロールするには、血糖の動きをモニターし、コントロールがきちんとできているかどうかを、チェックする必要があります。そのために自分自身で血糖値を測り、記録をしていく必要があります。

計測は食事前後に決まった時間で測るため、朝など忙しい時間や外出先での血糖値のチェックは手間に感じることも多くあります。

3.病院に定期的に通う必要がある

糖尿病が進行すると検査や薬の受け取りのため月に12回の通院が必要な場合があります。病院は平日に行くため、仕事をしている方は都合をつけるのが難しいかもしれません。

4.フットケアが必要になる。

糖尿病が進行すると、手足の感覚が著しく鈍るので、体に傷ができても気づけないようになってしまいます。また、傷の治りも遅くなるため、そこから重症化し壊疽していくことで手足を切断せざるを得なくなることもあります。

そのため、足に傷が出来ていないかをチェックし、もし傷があった場合にはケアをしていく必要があります。これをフットケアと呼びますが、感覚が鈍り、痛みがないため、重要性が感じられずやはり非常に手間に感じるかもしれません。

5.インスリン注射が必要になる

血糖値が慢性的に高い場合には医師の指示により、自身でインスリン注射を打っていくことが必要になります。インスリンを打つことで確実に血糖値を下げることができますが、定期的に打つ必要があることと低血糖を引き起こしてしまう場合があります。

定期的にインスリンを打つということは、外出先していた場合、打つ場所を探さなくてはいけません。また、インスリンを打つことで血糖値が下がりすぎてしまう場合があります。この低血糖になることで発汗や手足のふるえ、動悸、脈が早くなる、吐き気などが起こることもあるので注意が必要になります。

6.人工透析が必要になる。

糖尿病により腎臓病を患うと、治療の選択肢として人工透析を導入しなければいけない場合があります。人工透析とは腎臓の濾過機能を人工的に補う治療方法です。いくつか方法がありますが、代表的な人口透析は、週に3回ほど病院に通い、ダイアライザーと呼ばれるフィルター(人工膜)に血液を通して血液中の老廃物や余分な水分を取り除き浄化する血液透析です。

この血液透析療法は1回の治療に4~5時間かかります。その間、動くことはできません。さらに、健康な人にとっては腎臓が24時間休むことなく行っている血液の浄化ですが、血液透析療法ではごく限られた短い時間で行うため、治療の後には痙攣(けいれん)や頭痛、倦怠感などの不調を感じることがあります。

また、血液透析療法は、あくまでも腎臓の機能を補う治療であり、血液透析療法によって弱った腎臓が良くなることはありません。患者さんは血液透析を始めたときから、一生透析を受け続けなければいけません。

まとめ

糖尿病になることで身体的、心理的にどれだけ大変であるかお分かりいただけましたでしょうか。そんな糖尿病にならないためには早い段階で対処することが重要です。対処早ければ早いほど改善も早くなります。まずは食事や運動でしっかりと血糖コントロールをしていくようにしましょう。