• 生活習慣病
  • 2017/3/6

三大成人病とは何か?三大成人病が疑われたらまず確認すべきことは?

生活習慣病

ガン、心臓病、脳卒中、耳にしたことがあるこの3つが三大成人病です。成人になれば、誰にでも起きる可能性のある3つの大きな病気です。その兆候に気づくことができ、早期発見、早期治療ができた方はラッキーです。健康診断や人間ドックで兆候もないまま早期発見、早期治療ができた方はもっとラッキーかもしれません。三大成人病とはどういうものなのか、病院で行うことや注意点など紹介します。 

1.三大成人病とは

三大成人病とはガン、心臓病、脳卒中の3つです。まずはそれぞれについてみていきましょう。 

1-1ガン

がん細胞は分裂し続ける

ヒトの体は約60兆個の細胞からできています。ガンはなにかしらの影響により細胞が異常な細胞(ガン細胞)に変化し、増殖することから始まります。正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり減ったりします。一方、ガン細胞は、体からの命令を無視して増え続けます。そのため、周囲の大切な組織が壊れたり、ガンの塊があるはずがない組織で増殖したりします。 

普通の細胞ががん細胞に変化する

それでは、どのようなことで正常な細胞がガン細胞に変化してしまうのでしょう。ご存知のように、タバコ、紫外線、ストレス等、さまざまな外的要因によって、遺伝子が突然変異を引き起こすことがわかっています。この突然変異によって正常な細胞ががん細胞に変化してしまうのです。

現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかるといわれています。生涯、ガンにかかる確率は男性で63%、女性で47%になります。ガンで死亡する確率は男性で25%、女性で16%になります。

国立がん研究センターがん対策情報センター

ガンと一言で言っても、いくつかの種類に分けることができます。

  •  造血器でできる白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫等
  • 上皮細胞でできる肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がん、頭頸部のがん、咽頭がん、舌がん等
  • 肉腫である骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫等 

1-2心臓病

心臓は心筋という筋肉でできています。心臓はもちろん24時間休むことなく規則正しいリズムで収縮と拡張を繰り返し、身体全体に酸素と栄養を含んだ血液を送る役割を果たしています。この規則正しいはずの心臓の働きが正しく機能しなくなった状態のことを心臓病といいます。

心臓病と一言で言っても、いつくかの種類に分けることができます。

  • 心臓の機能が低下した心不全
  • 冠動脈が詰まり、心筋の細胞が壊死することで起きる心筋梗塞
  • 冠動脈が狭くなり。心筋が必要とする酸素を得られないことで起きる狭心症
  • 一定のリズムで脈を打たなくなる不整脈 

1-3脳卒中

脳卒中とは脳の血管が詰まったり、破れたりして、いろいろな脳の症状が現れるすべての状態のことを言います。脳卒中は「脳血管障害」とも呼ばれます。脳血管障害と言われる場合は、脳ドックなどの検査で行われるCTやMRIなどで偶然発見されたものも含んでいます。

脳卒中と一言で言っても、いくつかの種類に分けることができます。

  • 血管が詰まることで起こる脳梗塞、脳血栓症、脳塞栓症、一過性脳虚血発作
  • 脳の血管が破れて出血する脳出血、くも膜下出血 

2.三大成人病は早期発見が重要

三大成人病をどのようにみつければよいのでしょうか?早期発見するためにはどうすればよいのでしょうか? 

2-1三大成人病の進行には気がつきにくい

体にあらわれた兆候で三大成人病に気がつくことができることは難しいです。あるいは、気がつく兆候があった時点ですでに進行が進んでいるということもあるのです。当たり前の話にはなるのですが、早期発見には、毎年の健康診断をうけることが重要だと言えます。健康診断や人間ドックで見つけることができれば、早期発見につながることも多く、治療により予防することもできます。 

2-2三大成人病だと診断されたらやるべきこと

もし、三大成人病の診断を受けたなら、医師の指示に従い、担当医の病院で、あるいは大学病院や専門病院で治療を受けましょう。なによりもしっかりと病院にかかることが重要です。病院が嫌だったり不安になったりすることもあるでしょう。それでも病気と向き合い、闘うことでもう一度健康な体を取り戻そうではありませんか。 

3.三大成人病が疑われたら確認すべきこと

三大成人病それぞれについて、病院で行う検査や治療を紹介します。また、何科を受診してよいかについても紹介します。 

3-1がんが疑われたら

がんの疑いがあり、もし、病院でがんの診断を受けたなら、その衝撃は大変なものでしょう。しかし、それを乗り越えていく必要があります。それは言葉にできるほど簡単なことではありません。

全国のがん診療連携拠点病院にはがん相談支援センターが設置されており、スタッフに話を聞いてもらうことができます。電話で相談することもできますので、一人で受け止められないときには、相談してみましょう。

国立がん研究センターのホームページを紹介します。こちらに「地域のがん情報」が掲載されており、そこには、都道府県ごとのがんに関する情報が出ています。きっと助けになるはずですので、利用してください。

国立がん研究センター 

3-2心臓病が疑われたら

心臓病で現れる症状は、心臓がドキンドキン、ドキドキする、一瞬めまいがする、胸が痛い、胸に違和感がある、息切れがするなどです。日常的に見られることもあることから判断は難しいですが、いつもと違う感じであれば、すぐにおさまったとしても病院に行きましょう。

その場合には循環器内科(循環器科)がよいでしょう。大きな手術が必要であれば、循環器外科になります。検査内容は、問診、聴診、身長・体重測定、BMI、血圧、眼圧などの基礎検査、血液検査、尿検査に加え、胸部レントゲンや心電図をとります。また、運動負荷による心臓の働きを見ることもあります。 

3-3脳卒中が疑われたら

脳卒中で現れる症状は、脳のどの部分で起きたかによって異なります。大脳で起きると、体の半身の運動麻痺や感覚障害が起きたり、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの言語障害が起きたりします。脳幹や小脳で起きると、物が二つに見えたり、ふらついて手足がうまく動かせなかったりします。

もしそういう症状が出たら、できるだけ早く病院にいきましょう。その場合には脳神経外科、脳卒中科、脳神経内科がよいでしょう。ひどい場合には救急車を呼びましょう。 

4.民間療法やサプリメントには要注意

三大成人病のような大きな病気をしてしまうと、入院が長引いたり、元の調子を取り戻すのに時間がかかったり、元気な自分に戻れないこともあります。そうなると不安で頭がいっぱいになり、なんでもとにかく体にいいことは取り入れようと思うようになり、民間療法やサプリメントにすがる方も多いです。しかし、もっとも信頼でき重点をおくべきは担当医です。

民間療法・サプリメントは担当医に確認してから

民間療法やサプリメントはそもそも対処療法であったり、予防であったりします。もし、民間療法やサプリメントを取り入れたいと思う場合には、担当医に相談してみましょう。担当医によっては並行してよいとアドバイスをもらえることもあります。間違ってはいけないのは、民間療法やサプリメントを信じきり、病院の薬を飲まなくなったり、通院をないがしろにしたりすることです。

担当医とカウンセラーを活用しよう

三大成人病は大きな病であり、回復には時間がかかるものです。不安になることもありますが、担当医の指示に従い治療を進めましょう。また大きな病院では、カウンセラーや相談窓口もありますので、不安を聞いてもらい、前に進む力をもらいましょう。 

5.まとめ

  • 三大成人病とはガン、心臓病、脳卒中の3つです
  • 大きく3つに分けられますが、実際にはそれぞれがいくつもの種類に分類されます
  • もし三大成人病の兆候があれば、自分で判断せず、病院にいきましょう
  • 医師の指導に従い、しっかり治療に向き合いましょう
  • 不安でいっぱいな時、民間療法やサプリメントに手を出す前に、病院のカウンセラーや相談窓口に相談しましょう。