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  • 2017/11/3

中性脂肪対策にEPAを摂る!その4つの理由と降下メカニズムとは?

中性脂肪

「中性脂肪が高いと指摘を受けてしまった・・・」という方。もしそのまま放置してしまえば、心筋梗塞や動脈硬化を引き起こす可能性が高まります。病気を避けるためには、適切な対応を行い、中性脂肪を下げなければいけません。

中性脂肪を効率的に下げていくために、EPAについてご紹介します。EPAは中性脂肪を下げると聞いたことあるけど、摂るだけで本当に下がるの?と思う方も多いかもしれません。その疑問を踏まえてお勧めする理由やそのメカニズムについて解説をしていきます。

1.中性脂肪を下げるEPA

中性脂肪を下げるEPAですが、どのようなものかを詳細には知らない方が多いのではないでしょうか。そこで、まずはEPAがどのようなものかを見ていきましょう。

1-1.EPAとは

EPAは正式名称を「エイコサペンタエン酸」もしくは「イコサペント酸」と言います。サバ、サンマ、イワシ、ブリなどの青魚やマグロのトロなどの魚の油に豊富に含まれる成分です。EPAは『オメガ3系高度不飽和脂肪酸』と言われる分類の中にあり、これらは必須脂肪酸とも呼ばれ、私たちが健康を保ち、長く生きるために欠かすことができない栄養素の一つです。

EPAとDHA

EPAとDHAはよくDHA・EPAなどのように一括りにされます。その理由は両方とも魚油に含まれており、近い成分、近い効果であることにあります。これらは共に『オメガ3系高度不飽和脂肪酸』と言われる分類にあり、同時に摂ることでプラスの相乗効果が起こります。

1-2.EPAが中性脂肪を下げるメカニズム

EPAには様々な効果がありますが、よく知られているのが中性脂肪を下げる効果です。EPAには高中性脂肪、高血圧、高血糖、肥満といったメタボリックシンドロームとなる、すべての要素に対して改善効果があります。そのなかでも中性脂肪を下げる効果は非常に高いとされています。EPAの次のような仕組みが中性脂肪を下げています。

  • 中性脂肪が腸から吸収されるのを抑える
  • 肝臓での中性脂肪の合成を抑える
  • 肝臓から分泌されるVLDL(中性脂肪を運ぶリポ蛋白質)の量を抑える

EPAには吸収や合成を抑えるといった、中性脂肪を直接的に下げる効果があります。また、上記のVLDLはLDL(悪玉コレステロール)へと姿を変えます。LDLと中性脂肪は相関関係にあるため、LDLが下がることで中性脂肪も下がるという間接的な効果もあります。

1-3.EPA摂取による中性脂肪降下試験

具体的にEPAを摂取して中性脂肪が下がったという試験をご紹介します。EPAを含む「魚油」を実際に摂取して中性脂肪に対する影響を調べた研究内容です。

【試験内容】中性脂肪が100~300㎎/dlの53名を2グループに分けて、一方にはEPA含有飲料を、もう片方 にはオリーブ油を含む飲料を毎日飲んでもらい、3か月後の中性脂肪値を測定して比較する。

      

【結果】オリーブ油を含む飲料を飲んだグループは中性脂肪の値に変化なし。 EPA摂取グループはスタート時170㎎/dl→4週間後145㎎/dl→8週間後132㎎/dl→12週間後134㎎/dlと明らかな減少が見られました。(さらにRLPコレステロールの減少とHDLコレステロールの増加も確認)

参考:ニッスイ/中性脂肪に働くおさかな成分・EPA

2.中性脂肪対策にEPAを勧める4つの理由

中性脂肪を下げる食べ物や成分はもちろんEPAだけではありません。ですが、そのような中で最もEPAをお勧めするのには4つの理由があります。

2-1. 消費者庁による最高評価Aのランク

参考:消費者庁/「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告 /(EPA/DHA)機能性評価

消費者庁は「食品の機能性評価モデル事業」として、推奨すべき体に必要な成分をランク付けして結果を公表しています。これには「コエンザイムQ10」や「ヒアルロン酸」などの11種類の健康機能性成分が含まれています。DHA・EPAは血中中性脂肪低減作用において、最高ランクのA評価を得ています。つまり、中性脂肪を下げるのに国が有用である成分である、と認めているわけです。

2-2.世界中の機関が認めている

EPAの摂取の推奨は日本だけではありません。ヨーロッパ、アメリカ、国連の世界中の機関により摂取が推奨されています。

■WHO(世界保健機関)

WHOは「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関です。魚または魚脂の摂取を推奨しています。

■FDA(米国食品医薬品局)

FDAはアメリカの政府機関です。医薬品・食品・化粧品・玩具など、日常生活の中で消費者が接する機会のある製品について、許可や取締りなど行う機関です。EPAやDHAなどオメガ3脂肪酸の摂取を推奨しています。

■EFSA(欧州食品安全機関)

EFSAは欧州連合の専門機関のひとつで、欧州連合域内の食品の安全性について、専門家などでリスク評価を行い、科学的な情報の提供を行う機関です。EPAやDHAの摂取基準量を提案しています。

2-3.脂質異常症の治療薬として使われている

EPAは脂質異常症の治療薬としても使用されます。脂質異常症とは血液中のコレステロールや中性脂肪が、一定基準よりも多い状態のこと。医療にも取り入れられる程、EPAの中性脂肪低下機能は評価されています。

エパデールはイコサペント酸(EPA)、ロトリガは、イコサペント酸エチル(EPA-E)と、ドコサヘキサエン酸(DHA-E)を主にした複数の成分から作られています。これらの成分には、トリグリセライド(=中性脂肪)を低下させる作用と、血液中の血小板の働きを抑え、血液が固まるのを防ぐ効果などが期待できます。

引用:EPArk薬の窓口/高脂血症(脂質異常症)のお薬7種類の基礎知識【コレステロールや中性脂肪を下げる】

2-4.普段の食事に取り入れやすい

EPAは一般的に食卓によく並ぶ魚にもたくさん含まれています。普段から慣れ親しんでいる食材であり、また、種類も豊富で、季節によってEPAを摂りつつ味を楽しむことができます。値段もさんまなどは安価なので、手軽に取り入れられます。

3.EPAを摂る際の注意点

EPAを摂取する際には次の点を注意しましょう。正しい方法で摂らないと、体に良くない場合や、せっかく摂取しても無駄になってしまう事もあるかもしれません。

3-1.摂取1日1gを目安に

厚生労働省ではEPA・DHA合計の摂取目安を「1日1g(1000mg)」としています。ここ数十年は食の欧米化などにより、魚を食べる機会が減ってきています。特に年齢が若いほど魚離れは進んでおり、それに応じてEPA・DHAの摂取量も減ってきています。30歳~49歳の世代では平均1日0.23g~0.33g程度しかEPA・DHAを摂取していません。下の表を参考に、意識して魚を食べるようにしましょう。

参考:ニッスイ/油分の多い魚にはEPAがたっぷり!

3-2.揚げ以外の調理方法で食べる

DHAやEPAは酸化に弱い成分です。酸化することで魚のDHAとEPAの保持率が低下してしまいます。そのため、特に注意したい調理方法は揚げることです。揚げることで酸化が進み、ある実験ではそれぞれの保持率はEPAが約49%、DHAが約55%まで低下しました。そのため、揚げ物として摂取することは控えましょう。

また、焼きの場合にもEPA、DHAの損失が見られました。それぞれ約12%、15%低下しましたが、これは酸化による保持率の低下ではなく、油自体が落ちてしまっていることが原因です。グリルの場合、少しずつ加熱されることで、食品中の水分が蒸発します。結果、食品の温度は揚げる場合よりも下がり、結果、焼きによる酸化は促進されません。

3-3.摂りすぎに注意

日本においてはEPA・DHAの摂取上限は示されていません。ですが、血液の流れを良くする効果から鼻血が出たり出血傾向が顕著になるという副作用があることが知られています。特にサプリメントなどでEPA・DHAを摂った場合、摂りすぎてしまう事があるかもしれません。また、サバの缶詰一缶では190gの缶で3g(3000mg)程度のEPAが簡単に摂取できてしまいます。注意するようにしましょう。

3-4.薬を飲んでいる場合には医師に相談を

薬と摂ることで、薬の効果を妨げる場合があるかもしれません。必ずお医者様に相談し、その判断に従うようにしてください。特に低血圧の場合には要注意です。EPA・DHAには血液の流れを良くする効果があるため、低血圧の場合には血圧をさらに下げてしまう恐れがあります。

4.サプリメントで手軽に摂取!

魚で食べるのはなかなか難しいところ。そこでより簡単にEPAを摂ることができる方法にサプリメントがあります。サプリメントの中でも特におすすめのものを厳選しました。まずは安心・安全であることを第一に、EPAの配合量、価格や成分を考慮しています。

4-1. DHA&EPA+セサミンEX(サントリー)

【販売会社】

サントリー

【定期コース】

240粒入り/約60日分  8,550円(税抜)

120粒入り/約30日分   4,950円(税抜)

【4粒(1.60g)あたりの成分】

DHA/300mg EPA/100mg

サントリーの知名度と業界内で圧倒的な販売数を誇るサントリー。同社が出す3000万本を売り上げた『DHA&EPA+セサミンEX』にEPAとDHAを配合した商品。合計400mgのEPA・DHAを摂ることができます。

生活習慣や考える・覚える力をサポートする青魚のサラサラ成分DHAとEPAに、若々しさをサポートするゴマの稀少成分セサミン、乱れがちな体調をサポートする玄米由来の健康成分オリザプラス等をぎゅっと凝縮した贅沢なサプリメントです。

4-2. 大正DHA・EPA

【販売会社】

大正製薬

【定期コース】

5粒×30袋/約30日分   3,600円(税抜)

【5粒(2.18g)あたりの成分】

DHA/400mg EPA/200mg

ワシのマークの大正製薬として有名ですね。EPAの量は200mgとやや少な目ですが、アルミの個別包装で酸化しやすいDHA・EPAをギリギリまで守り、品質をキープすることができます。 

魚が持つ栄養分をカプセルに詰めることで、手軽にDHA・EPAを摂り続けてもらいたい。そんな思いから『大正DHA・EPA』は生まれました。1日の目安1袋あたり、DHAを400mg、EPAを200mgと贅沢に配合。いつまでも若々しく、健やかな毎日をサポートします。

 4-3. イマークS

【販売会社】

ニッスイ

【定期コース】

20本/約20日分   6000円(税抜)

【5粒(2.18g)あたりの成分】

DHA/260mg EPA/600mg

こちらの特徴はEPAが600mgと他商品と比べてもEPAの量が格段に多いこと。さらには厳しい基準をクリアし、その効果効能が国によって認証されたことを示す特定保健用食品を取得しています。ドリンクタイプなので飲みやすいのも嬉しいですね。

「イマークS」は、毎日美味しく飲んでいただけるように、サラリとした飲みやすいヨーグルト風味に仕上げました。カロリ

ーも1本(100ml)あたり26kcalですので、カロリーを気にする方にも長くお飲みいただける、健康飲料です

5.まとめ

中性脂肪が高いと分かると心配は尽きませんよね。少しでも早く下げるためにEPAを生活に取り入れて中性脂肪を下げていってくださいね!ただし、EPAを摂ったからといって、過食や運動不足を続ければ大きくは変わりません。運動と食事を組み合わせて、総合的に対策をしていくようにしましょう。