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  • 2018/5/15

糖対策の決め手になるか?今年スイスの科学誌に掲載された注目の新成分アカシア樹皮由来プロアントシアニジン

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 最近の糖質制限ブームから、血糖値への注目度が非常に高くなっています。血糖値が高い場合、まず浮かぶ病気は糖尿病。厚生労働省の調べによると、糖尿病の方は昨年1000万人に達したと発表されました。

 そんな大事な血糖値をコントロールするのは厳しい食事と運動です。血糖値を下げるために頑張りたいけど、本音を言えば我慢をしたくないですね。そこで最近、糖対策として世界中で注目されているのが「アカシア樹皮由来プロアントシアニジン」です。抗糖尿病作用、抗肥満作用などについて、有名なスイスの科学誌『molecules』に公開されました。

今回は糖に悩む方にご紹介したい、「アカシア樹皮由来プロアントシアニジン」についてお伝えします。

1.今、世界中でアカシア樹皮由来プロアントシアニジンが注目されている

 201845日にアカシアについてのレビュー論文が、査読され、有名なスイスの科学誌『molecules』に公開されました。

Tannins from Acacia mearnsii De Wild. Bark: Tannin Determination and Biological Activities. Sosuke Ogawa and Yoshikazu Yazaki (アカシアのタンニン:タンニン決定と生理活性)

また、下の図はウェブ上の論文記事へのアクセス数を示したものと、アクセスの地域を表したものです。

2か月で世界中の科学者800人が閲覧していることからもその注目度の高さがわかります。ではアカシア樹皮由来プロアントシアニジンが何者で、なぜそのように注目がされているのでしょうか。

2.アカシア樹皮由来プロアントシアニジンとは?

アカシア樹皮由来プロアントシアニジンはアカシア樹皮からとれる成分です。アカシアはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の植物で、主にオーストラリアやアフリカに多く分布しています。アカシアと言えば黄色い花を咲かせるミモザを想像するかもしれませんが、実はアカシア属には数百~千数百種の種類があるとされています。ここで言う成分も黄色い花のアカシアとは異なった種類のものです。

 アカシアは「一年にほとんど雨の降らない乾燥地」といった厳しい環境で育っているものが多く、いずれの種類も豊富なプロアントシアニジンという成分を含んでいます。アカシア属の中でも特にプロアントシアニジンの量が多いとされる木から抽出された成分こそが「アカシア樹皮由来プロアントシアニジン」なのです。

3.糖に対して優秀な効果を持つポリフェノール

ではプロアントシアニジンは何かというと、数千種類あるとされるポリフェノールの1つです。ポリフェノールといえば大豆などに含まれる「イソフラボン」やブドウに含まれる「アントシアニン」、また、リンゴに含まれる「リンゴポリフェノール」なども最近は聞くようになりましたね。

 これらに共通することは抗酸化力を持つということ。抗酸化力を持つ食べ物を摂ることで、体の老化や生活習慣病といった悪い影響を改善することが、多くの研究結果が明らかになっています。 ただし、各ポリフェノールの効果や効能には違いがあります。例えばイソフラボンはアンチエイジング、アントシアニンは疲れ目の解消、リンゴポリフェノールは美肌効果や脂肪低減などの効果が検証されています。

 そのようなポリフェノールの中でも、特に糖に対して優秀な研究結果が示されているのが「アカシア樹皮由来プロアントシアニジン」です。

4.アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは食後血糖に有用

下記はアカシア樹皮由来プロアントシアニジンの錠剤を摂取後、食後の血糖値がどのように変化したのかを示す臨床試験データを引用したものです。

 引用:https://www.acapolia.net/user_data/products_01_04_list

この試験ではアカシア錠とプラセボ錠(偽薬)で血糖値の上がり方に差が出ていることが分かります。これはアカシア錠によって糖の吸収が抑えられた、ということなんですね。ではどの程度抑えられたか、というのが次の試験です。

引用:https://www.acapolia.net/user_data/products_01_04_list

糖の吸収は16.5%抑えられたという結果が示されています。つまり、アカシア錠を飲めば下図のように同じご飯の量を食べたとしても、糖の吸収量が少なくなるので食後の血糖値は穏やかになる、という結果になるわけなんですね。

5.食後血糖値を上げず、すい臓を休ませることが糖対策のカギ

血糖値を下げる機能を持つ体の臓器は実はすい臓しかありません。すい臓から出るインスリンだけがその役割を果たしてくれるのです。血糖値が上がれば上がる程、すい臓は頑張って正常値へ戻そうとしますが、段々と疲れてしまい、正常値へ戻すことができなくなってしまいます。

 そのようにならないためにも、血糖値の上がり下がりの波を小さくすることが非常に重要であり、糖対策のカギということなんですね。

6.食後血糖値が穏やかになると、血糖値スパイク対策ができる

 

血糖トレンドと血糖値スパイク/糖尿病ネットワーク

http://www.dm-net.co.jp/trend/oshiete/001.php

 最近TVなどで取り上げられ、知られるようになった『血糖値スパイク』という言葉はご存知でしょうか?これは上記の図のように、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下し正常値に戻る状態のことを指します。この上がり下がりの激しい状態が続くと、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなったり、インスリンが出にくくなることで、糖尿病の可能性が上がってしまいます。

 これを解消するためには食後の血糖値の急上昇を防がなくてはいけません。アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは食後の血糖値の上昇を穏やかにし、血糖値スパイクを起こりにくくしてくれる役割を持っています。

血糖値スパイクは気づきにくい

ずっと健康診断で血糖値は基準値内なのに、糖尿病の疑いが・・などと病院でいわれる方がいます。これは健康診断での検査では血糖値スパイクが見抜きにくいからなんですね。 通常の健康診断では前日から朝食を抜き、朝から血糖値を計りますが、上記の図を見てみると、始めの段階では両方とも血糖値は同じくらいの数値です。

つまり、平均して血糖値が高いのではなく、食事をすることで急上昇、急下降するこのタイプは、朝に行う健康診断では気づきにくいので、隠れ糖尿病などといわれています。

6.まとめ

糖対策のカギとなるすい臓。アカシア樹皮由来プロアントシアニジンはすい臓が疲れないようにサポートをする役割をしてくれます。血糖値スパイクの方だけでなく、常に血糖値が高い方もすい臓を休ませることで、血糖値に良い影響を与えてくれます。

 ぜひ、血糖値に悩む方はアカシア樹皮由来プロアントシアニジンを試してみてくださいね!

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