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  • 2019/3/8

悪い油と良い油、あなたが摂っているのはどっちの油?

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あなたの最近の食事を思い浮かべてみてください。どのような食事を取りましたか?和食、洋食、朝ごはん、昼ごはん。そこに使われているのはどのような油でしょうか?ここでお伝えしたいのは良い油を摂って、悪い油を摂らないというとってもシンプルなもの。良い油を取れば5年後、10年後は違ったものになっていきます。

1.今こそ油を選ぶ時代!

昔は油を選ぶことはそれほど重要ではありませんでした。ですが、現代においては油を選ぶ必要性が出てきています。その理由は食生活の変化。最近ではあまり魚を食べなくなったことに原因があります。

油なのになんで魚?と思うかもしれませんが、焼き魚を作ると油が垂れてきますね、あれがDHA・EPAという体に「良い油」なのです。現代人は魚が減り、逆に揚げ物などに含まれる「悪い油」を摂る機会ばかり増えてしまっています。そのため、意識的に油を選ぶようにすること、「悪い油」を控え「良い油」を摂る事が健康的な生活への第一歩になります。

2.悪い油

ではまず先に「悪い油」を見ていきましょう。自分は大丈夫と思っていても、意外にたくさん摂ってしまっているかもしれません。

2-1.酸化した油

まず体に良くないのが、「酸化した油」です。作られてから時間が経った油、揚げ物などの油は「酸化した油」になります。例えばファーストフード店でのポテトフライで使用する油や、開封してからしばらく経った家庭用油などは酸化してしまっているため「悪い油」になります。

2-2.トランス脂肪酸を含む油

「悪い油」として世界中で規制されているのがトランス脂肪酸が入った油です。トランス脂肪酸を入れることで、油の酸化を防ぐため、様々な食品に含まれています。チョコレート菓子、ポテトチップス、アイスクリームなどのお菓子の他、パンや家庭用油にも使用されています。

日本ではトランス脂肪酸の摂取量が多くないため規制されていませんが、世界中で制限されています。規制されていないからといってよいわけでなはなく、悪いことに変わりはありませんので、なるべく避けるようにする必要があります。

2-3.加工された不飽和脂肪酸が入った油

油は大きく分けて「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」がありますが、健康に関心の高い方は聞いたいこともあるかもしれません。何となくお肉の油が良くなく、オリーブオイルが良いと思っている方も多いのでないでしょうか。

肉から得る油は「飽和脂肪酸」に分類され、長いあいだ悪者扱いされていました。しかし、最近の研究では加工された「不飽和脂肪酸」のほうが良くないとされています。加工されているかどうか、チェックしたいポイントの一つです。

3.良い油はどんな油?

では良い油とはどのような油なのでしょうか?テレビなどではあれが良い、これが良いなどとたくさん紹介されますが、「種類が多くてどれが良いかわからない!」と思ったことは自分だけではないはず。そこで、特におすすめの油をご紹介します。

3-1.αリノレン酸を含む「アマニ油」

まずオススメしたいのがアマニ油です。アマニ油には体に不足しがちな脂肪酸「αリノレン酸」が豊富に含まれています。近年、αリノレン酸はメディアでも健康効果が高いとのことで、多くのメディアでも紹介されています。

その理由はαリノレン酸は必ず必要なのにも関わらず、体内で作ることができないことによります。ちなみに魚が健康に良いとされているのは、魚の油にこのαリノレン酸が含まれているからなんですね。そのため、魚を食べない生活を補うのにアマニ油は最適です。α-リノレン酸は亜麻仁油の量に対し、50%~60%程度含まれています。

3-2.体に溜め込まない「ココナッツオイル」

女性の悩みに答える油として人気が高いのがココナッツオイル。通常の10倍の速さで吸収されるため、体に溜め込まれにくく、あっという間に燃焼してくれる「良い油」として多くの方に親しまれています。不足しがちなαリノレン酸もまた、ココナッツオイルは酸化しずらく加熱調理に使用できるという点でαリノレン酸)を含有する健康オイルよりも圧倒的に使い勝手が良いところも魅力的です。

3-3.サラサラ効果「オリーブオイル」

オリーブオイルの主成分でオレイン酸にはサラサラ効果があり、脂っこいものが好き、野菜不足などの方にはピッタリの油です。中でもエキストラバージン・オリーブオイルは国際オリーブ協会やEUが認めた最高品質のオリーブオイル。

ですが、残念ながら他の植物油が混ぜられた偽物が多く出回っていることが多くあります。偽物はラベルでは見分ることは難しいですが、明らかに価格が安い、といった特徴があるので、目安として1g3円以上のものを選ぶと良いでしょう。

4.油を摂るバランスは?

良い油でもやはり大事なのはバランスです。これが健康長寿の基本です。

4-1.リノール酸を摂りすぎの日本人

日本人はリノール酸という酸を摂りすぎの傾向にあります。日本人の主食とも言えるお米や豆類にリノール酸が豊富に含まれているので、多くの人が過剰摂取の状態。対して先ほどお伝えしたαリノレン酸は食べ物から得にくく、その差は平均15倍とも言われます。

4-2.理想はリノール酸:リノレン酸=1:1

では理想のバランスはというとをリノール酸とリノレン酸を同じくらい摂ることが理想です。少なくともなるべく1:4以内にすることが大切です。それぞれ働きが異なるので、少なすぎても多すぎてもいけません。使用する油の量を把握することが重要です。

5.まとめ

油の選択が必要になった現代。5年10年先を見て、あなたも「良い油」を選ぶようにしましょう。必ず違いが出てくるはずです。その違いの一歩として記事を参考にしてみてくださいね!

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