アカシア樹皮由来プロアントシアニジンという成分をご存知でしょうか。あまり聞きなれない成分ですよね。しかしポリフェノールといえばわかる方もいることでしょう。プロアントシアニジンとは言い換えればポリフェノールのことです。
このアカシア樹皮由来プロアントシアニジンですが、近年の研究で驚くべき働きがあるとわかりました。その働きとは、糖の吸収を抑え穏やかにしてくれるというものです。にわかには信じられない働きですが、数々の研究がそのことを証明しています。そんなアカシア樹皮由来プロアントシアニジンの働きなどについて詳しく紹介したいと思います。
目次
1 アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは糖の吸収を抑えるのに効果的
食物繊維などで糖の吸収を抑えることができますが、近年、糖の吸収を抑えてくれる新しい成分が発見されました。それがアカシア樹皮由来プロアントシアニジンなのです。
1-1 アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは糖質(=炭水化物)の吸収を穏やかにしてくれる
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンには糖の吸収を穏やかにしてくれる働きがあります。そのため、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンのおかげで白米や麺類など糖質をたくさん含む食べ物を食べても、糖質は急激に血中へと取り込まれることはありません。つまり食後血糖値の上昇が緩やかになり、糖質を食べても太りにくいということです。
1ー2 アカシア樹皮由来プロアントシアニジンとは??
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンとは、読んで字のごとくアカシアという樹木の樹皮から取れたプロアントシアニジンのことです。
アカシアとは南アフリカやオーストラリアに自生している常緑高木の一種です。
プロアントシアニジンとはポリフェノールの一種で、緑茶やワインやリンゴやブドウの皮に含まれる成分の仲間です。
ポリフェノールとはほとんどの植物に含有されていて、その数は5,000種以上に及び、光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持ちます。人に対して様々な健康効果をもたらす成分として知られています。しかし何に由来しているポリフェノールなのかでその働きの性能は大きく異なります。
2 なぜアカシア樹皮由来プロアントシアニジンで糖の吸収が穏やかになるのか
糖の吸収が穏やかになるのは一体なぜなのでしょうか。そもそも糖質つまり炭水化物が腸内で吸収されるには糖質がそれ以上分解されない形にまで分解される必要があります。そのような形にまでならないと腸内で吸収されないからです。
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンはこの分解を邪魔して、糖質が吸収されるのを遅らせる効果があるため、糖質の吸収が穏やかになります。
図1.アカシア樹皮由来プロアントシアニジンが糖質分解酵素を阻害
図2 アカシア樹皮由来プロアントシアニジンとプラセボ錠を飲んだときの血糖値の変化
APがアカシア樹皮由来プロアントシアニジン Placeboがプラセボ錠(ビタミン剤)
図3 アカシア樹皮由来のプロアントシアニジンとプラセボ錠を飲んだときの血糖値の変化量
APがアカシア樹皮由来プロアントシアニジン Placeboがプラセボ錠(ビタミン剤)
3 糖質の吸収が穏やかになると太りにくくなる
いったいなぜ糖質の吸収が穏やかになると太りにくいのでしょうか?
急激に糖質が身体の中に吸収されると、使い切れない量の糖質が体内に入ってきてしまい糖質は体内で余ってしまいます。糖質が体内で余ると、それは中性脂肪へと姿を変えて体内に蓄積されてしまいます。
反対に糖の吸収が穏やかになることで、体内に少しずつ糖質が入ってきます。こうすることで使いきれるだけの糖質量しか入ってきません。つまり糖質が体内で余りにくいということです。余らなければ中性脂肪に変化し太ることもないということです。
4 アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは急激な糖質の吸収を抑え血糖値スパイクを防ぐ
血糖値スパイクという現象をご存知でしょうか。血糖値スパイクとは、急激に糖質を体内に吸収し、急激に血糖値を上げてしまう現象のことです。これを放置していると、脳梗塞や心筋梗塞などによる突然死のリスクが高まります。そうならないためにも糖質の吸収を穏やかにしてくれるアカシア樹皮由来プロアントシアニジンを飲み血糖値スパイクを防ぐことが重要です。
NHK ~見えた!糖尿病・心筋梗塞の新対策~より引用
https://www.nhk.or.jp/special/kettouchi/result/
5 まとめ
いかがでしたでしょうか。アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを食事時に取り入れることで、食事からの糖質の吸収を抑えることができます。積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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