トマトはサラダの付け合せでそのまま食べたり、 ソースやケチャップなどに加工して使われていたりなどさまざまな形で料理に入っていたりなど身近な野菜です。そんな口にする機会が多いトマトですが、どの程度糖質が含まれているかご存知でしょうか?
この記事ではそんな身近なトマトの糖質量や、糖質制限中に食べてもいいのかなどの疑問にお答えいたします。
目次
1.トマトの糖質はどれくらい?
トマトを食べるとわかると思うのですが、野菜としてはかなり甘みを感じます。そのため、やはり糖質は野菜の中では高めです。そんなトマトの100gあたりの糖質と標準1個サイズあたりの糖質量をまとめてみました。
食品 |
糖質 |
カロリー |
トマト(100g) |
3.7g |
18kcal |
トマト1個(150~220g) |
5.55~7.4g |
27~36kcal |
ミニトマト(100g) |
5.8g |
29kcal |
ミニトマト1個(20~30g) |
1.16~1.74g |
5.8~8.7kcal |
参考:ととのえて、からだ。 野菜糖質一覧、ランキング! 低糖質な食材を知ろう。
ご覧のとおり、トマトの糖質は野菜の中では高めで、ミニトマトはそれよりもさらに糖質が高めです。トマトを丸ごと1個食べるようなことは少ないですが。サラダの付け合せなどでミニトマトはよく使われるので、結構な数を食べることもありえます。
1-1.トマトの加工食品の糖質はどれくらい?
トマトの加工食品は様々な種類があります。トマトジュースやケチャップ、トマトソースなどがそうですね。このようなトマトの加工食品は様々な料理に使われているので口にする機会も多くなりがちです。そんなトマトの加工食品の糖質量をまとめてみました。
食品 |
糖質量100g |
カロリー |
トマトジュース |
3.3g |
17kcal |
ケチャップ |
27.9g |
119kcal |
トマトソース |
9.9g |
41kcal |
トマトジュースの糖質量は 100g あたり 3.3gとなっており。野菜ジュースは 100gあたり糖質は7g程度含まれているので野菜ジュースよりも糖質量が少なくなっております。これは野菜ジュースには味を調えるために果物などを含めているため糖質が高めとなっているためです。なお、コンビニなどに売っている紙パックが200ml程度なので実際とる糖質量は6.6g程度になります。量を飲むと糖質量が多くなってしまうため、出来れば控えたい食品です。
トマトジュースでも味を調えるため、食塩や砂糖などを加えている商品もあります。トマトジュースを選ぶ際には無添加のものを選ぶようにしましょう。
ケチャップの糖質量は100gあたり 27.9gとかなり高めです。大さじ1杯(18g)の場合約4.5gです。ケチャップを使用する場面は限られるとは思いますが、量を使うことがあるとおもいます。糖質制限中は調味料などあまり気にしない方もいるのでケチャップをつける場合はつけすぎには気をつけましょう。
トマトソースはパスタやピザなど糖質制限中に食べることはないとは思いますが、トマトソースもケチャップ同様に量を使うことがあるため口にする場合は気をつけるようにしましょう。
基本的にトマトの加工食品は味を調えるために調味料を加え、結果糖質が高くなったり、加工する際に大量のトマトを使いそれを凝縮したりするため、糖質が高くなりがちです。基本的には食べることを避けるべきでしょう。もし、食べるならば糖質が高いのでほかの糖質が含まれているものを減らしたり、食べる量を減らすなどの工夫をするようにしましょう。
2.糖質制限中にトマトは控えるべき?
前章で述べたように、トマトの糖質は野菜の中では高めです。では、糖質制限中にトマトは食べてもよいのか気になると思います。 糖質制限中にトマトを食べてもよいかは、糖質制限の程度によって変わります。
2-1.糖質制限の制限目安は?
糖質制限では1日あたりの糖質の摂取量をどの程度にするか、まず決める必要があります。その目安は下記のようなものになります。
分類 |
1日摂取目安 |
1食あたり摂取量 |
糖質制限無し |
300g |
100g |
ゆるい糖質制限 |
100~150g |
30~50g |
糖質制限 |
60~100g |
20~30g |
きびしい糖質制限 |
60g未満 |
20g未満 |
特になにも制限しない場合には1日約300gの糖質を取っています。そこから軽め、普通、厳しめの糖質制限に分け、自分自身がどの程度で糖質制限を進めていきたいのかの目安を決めます。
2-2.厳しい糖質制限を行っている場合は控えよう
きびしい糖質制限の場合1食あたりの糖質摂取量は20g未満であるため出来ればトマトは食べないほうがよいでしょう。食べるならば普通のトマトを1切れ程度のしておきましょう。
2-3.糖質制限を行っていない場合は積極的に食べるべき
それ以外の人は糖質制限ダイエットを行っている場合、量は抑えるべきですが、トマトは積極的にとりたい食べ物です。これはトマトには美容やダイエット効果が期待できるため、女性やダイエット中の方にはオススメの食材です。
3.女性にうれしいトマトの健康効果
先ほど少し説明しましたが、トマトには女性にオススメの効果があるので、それについて紹介していきます。
3-1.ダイエット効果
トマト自身に実はダイエット効果があります、そのトマトを使ったダイエットの中で「夜トマトダイエット」とういのが最近話題になっています。
やり方は簡単でその名のとおり夜にトマトを食べるだけ!
なぜこれだけでやせるかとういうと、人の成長ホルモンは夜10時~午前2時までの間に活性化されて代謝を上げています。代謝が上がることによって脂肪の燃焼も促されるため、成長ホルモンの分泌時間に合せるようにしてビタミンやミネラルと取ると代謝を上げる効果があるのです。
そして、その代謝の効果を上げるビタミンやミネラルが豊富に含まれているトマトを食べることでダイエットが出来るというものです。目安としては中程度の大きさのトマト3つほど食べればいいようです。
3-2.美肌効果
美肌にはビタミンCが効果があるのですが、トマト100gで1日の摂取目安の12%を取ることが出来ます。
抗酸化作用がゼアスタキサンチンとルテインがあるのですがこの成分もトマトに含まれています。この抗酸化作用で、肌の酸化によるシミやシワの予防・改善の効果が期待できます。
また、トマトに含まれているβカロテンは、肌の角質化を予防して、シミを作りにくくしていく効果があります。
このように様々な美肌効果がトマトひとつで期待できるのです。
3-3.便秘改善効果
トマトに含まれている、リコピン、カリウム、食物繊維、ビタミンC、ビタミンEがそれぞれ違う働きを持ち、便通の改善に役に立ってくれるので、便秘に悩んでいる方は積極的に食べると良いでしょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?トマトは食べる機会が多い食品ですが、厳しい糖質制限中には控えるべき食べ物です。
しかし、トマトには食べることで様々なメリットを期待できる食材です。糖質制限中でも余裕があればトマトを積極的に取ると良いでしょう。
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